「フッ化物塗布って、子どもにやるものじゃないの?」
そう思っている方はとても多いです。
でも実は、フッ化物塗布は大人の方にもおすすめしたい予防ケアです。
フッ化物塗布とは?
歯科医院で行うフッ化物塗布は、歯の表面に高濃度のフッ化物を塗ることで、
・歯を強くする
・虫歯になりにくくする
・初期の虫歯を修復しやすくする
といった効果が期待できます。
毎日使う歯みがき粉にもフッ化物は含まれていますが、歯科医院で行う塗布は濃度が高く、一度でより高い予防効果が得られます。日々のセルフケアと定期的な歯科医院でのケアを組み合わせることで予防効果はさらに高まります。
なぜ大人にも必要なの?
たしかに、“歯そのものの強さ“という意味では、お子さんの方が虫歯リスクが高いです。しかし、大人にも大人ならではの虫歯リスクがあります。
インプラント専用の器具を使い、傷をつけないよう丁寧にクリーニングします。
歯ぐきが下がって、歯の根元が露出してくる
歯の根元(根面)は、歯の頭部分よりも酸に溶けやすかったり、細かい凹凸が多く細菌がつきやすかったりすることで、虫歯になりやすいです。
治療したことのある歯がある
歯磨きでも取り除けないほんのわずかな隙間にも細菌は入り込みます。このため、二次う蝕と言って、詰め物や被せ物との境目から虫歯になることがあります。
お口の乾燥(唾液の減少)
唾液には口の中の細菌や汚れを洗い流す作用や抗菌作用があります。したがって、加齢、お薬の影響、タバコなどによって唾液が減ると、虫歯リスクが高まります。
甘い飲み物や間食の習慣
仕事をしながらお菓子を食べたり、飲酒後に歯磨きをせずに寝てしまったり…大人ならではの生活習慣によって虫歯リスクが高くなります。
磨き残し
子どもも大人も共通ですが、磨き残しがある部位は虫歯リスクが高くなります。歯と歯の間、歯の溝などはすべての人に共通で磨き残しやすい部位です。歯並びに問題がある場合、歯が重なっている部位の磨き残しが多いです。矯正治療を受けている方では装置の周りが要注意部位です。
フッ化物塗布はこんな方におすすめです
・虫歯を繰り返しやすい
・治療したことのある歯が多い
・歯ぐきが下がってきた
・歯みがきが苦手・磨き残しが多い
・矯正治療中
・将来もできるだけ自分の歯で噛みたい
ひとつでも当てはまる方は、フッ化物塗布のメリットが大きいと言えます。
どのくらいの頻度でやる?
お口の状態にもよりますが、3~6か月に1回程度の定期検診とあわせて行うことが多いです。虫歯リスクが高い方は、より短い間隔で行うこともあります。
結びに
フッ化物塗布は子どものためのもの、というイメージが強いですが、大人の歯を守るためにも、有効な予防ケアです。虫歯予防は何歳から始めても意味があります。
お口の中の状態をみて虫歯リスクが高いと思われる方には私たちからご提案することもありますし、患者さんからのご希望があればいつでも取り入れることができます。ぜひご相談ください。